本当は高くない?オンカジのペイアウト

オンラインカジノのペイアウト率が平均97%

オンラインカジノのペイアウト

ギャンブルの勝ちやすさは、ペイアウトに表れていると言っても過言ではありません。
ペイアウトというのは、還元率のことです。
もっとわかりやすく言えば、お客さんがかけた金額全体の中で、何割が運営者側に利益として持って行かれ、何割が報酬としてお客さんの手元に戻ってくるかという割合になります。
このペイアウト率が高いほど、お客さんが賭けに使用した金額の中から高い割合で賭けに勝ったお客さんの手元にお金が戻ってくるという形になります。

つまり、単純に計算上ではペイアウト率が高い方が負けにくいということになります。
そして、オンラインカジノのペイアウト率は97%といわれており、非常に高い数字です。
その他の日本国内で認可されているギャンブルである競馬は75%、パチンコやスロットは85%と言われています。
そんな中にあって、97%というのは非常に高い数字です。

ということは、オンラインカジノは単純に勝ちやすいギャンブルなのでしょうか?
しかし実はここに一つの罠があります。

ペイアウトが回るという考え方

ペイアウトの計算方法は2種類あります。
1種類目は、単純にお客さんが財布から出した金額の合計を分母として、そのギャンブルが終了した後にお客さん全体に払戻された金額を分子としている計算方法です。
競馬などはこの計算方法にあたります。
ギャンブルを行う前と後でどれぐらいのお金が動いたのかということが分かりやすくなっています。

しかし、パチスロやオンラインカジノで用いられているもう一つの計算方法は、それよりも少しややこしくなります。
というのも、「1回ずつの勝負で賭けられた金額に対して何%が払い戻されるのか」という計算方法をされるためです。

ちなみにパチスロで言えば台ごとにそのパーセンテージは少し変わってきますし、オンラインカジノであれば、ゲームごとにそのパーセンテージが変わります。
説明が少し分かりにくかったかもしれないので、具体的にお伝えします。

例えばあなたが最初に自分の財布から100万円を出してオンラインカジノのゲームを楽しんだとします。
そして、そのゲームの結果は勝ち負けではなく単純に期待値の通りの金額が手元に残るという形に仮定します。

最初にブラックジャックでゲームをした際に、ブラックジャックのペイアウト率が98%だった場合、期待値の上ではそのギャンブルが終わった後で手元に戻ってくる額は98万円ということになります。
そして、ブラックジャックをもうひと勝負してみたとします。

するとさらにその98%となり、96万400円が手元に戻ってくるということになります。

さらにその次に、ペイアウト率が95%のスロットで勝負をしたとすると、91万2380円となります。

このように、勝負を繰り返すことによってペイアウトが何度も回転して結果、この場合は3回の勝負で100万円が91万円になってしまいました。
勝負をすればするほど、ペイアウト率が下がっていくという特徴がオンラインカジノにはあるのです。

そのため、「オンラインカジノはペイアウト率が高いから勝ちやすい」とは一概に言い切れない部分もあるのです。